ミニクーパーの定期交換部品のステディロッドブッシュの交換作業です。
ブッシュの交換をサボったり、メンドくさいからとエンジン側のブッシュしか交換しない手抜き整備をしていると、下側のロアステディロッドブラケットの破断なんて大変なことになります。
修理はプロでもやりたがらないぐらい大変です。
スティデロッドブッシュ交換に必要な工具
キャブレター仕様のミニクーパーの場合は、基本的に、
1/2 or 13mmのスパナ
ミニクーパーを手に入れて最初に購入したインチ工具のSIGNET製スパナです。
1/2インチ or 13mmのソケット、エクステンション、ラチェット
最近DEENのラチェットがお気に入り。
ウォーターポンププライヤー
ホームセンターで購入したノーブランド品ですが、ステディロッドブッシュの交換経験がある人には意外な工具?
辺の工具が有ればいいんですが、インジェクション車の場合は色々とモノを外さないといけないのでよく分かりません
ステディロッドブッシュの交換作業
この際ステディロッドに共締めされているエンジンアースの点検や、断線対策のアフターパーツ等への交換も念頭に置くと無駄がないような?
ステディロッドのエンジン側取り外し
エンジン側のステディロッドを止めているブラケットを1/2のラチェットを使って外します。
作業上の注意!!
エンジン側の所に大きなワッシャーが入っているので、ボルトを抜いたときに落ちてしまう事があるのでボルトを抜く際は気をつけてください。これは運が悪いと取りにくいところに落ちやすいです。
今回は運良くステディロッドブッシュに張り付いていたので落とさずに済みましたケド
ステディロッドのボディ側取り外し
続いてボディ側の取り外しです。
下側はブラケットにナットが溶接されていないので、上側を回しただけでは空回りをしてボルトが取れないので下側にスパナを添えて、上側はエクステンションを付けたラチェットレンチで回すとやりやすいと思います。
無事ステディロッドが取り外せました
ステディロッドブッシュの小噺
通常最終型のミニクーパー以外では、分割型のステディロッドブッシュが使われているのですが、オイラは耐久性を重視して最終型用の焼き付けブッシュを流用しています。
へたった場合でも、分割型ブッシュのように原型が無くなるような事は無いようです?ただし分割型より固いので何か弊害があるかもしれませんがよく分かりません・・・。
ステディロッドブッシュの抜き取り
純正の焼き付けタイプのステディロッドブッシュは、軽く圧入してあるので付け外しが難しいとのウワサ?ですがコツをつかめば簡単に外れます。
なんて、最終型ミニクーパー乗りの友人がやっていた方法をパクリです。
こんな感じでウォーターポンププライヤーを使って、真ん中のカラーを下あごで押します。
途中でウォーターポンププライヤーのアゴの調整を変えながら押して~
写真を撮りながら2個外しても1分少々で簡単に外せました。まぁ個体差等により固くて外れにくかったりするかもしれません?
ステディロッドブッシュの圧入
圧入もウォーターポンププライヤーを使いましたが、入り始めの所が難しくブッシュがずっこけて外れてしまい圧入出来ない事がままあります。場合によってはウォーターポンププライヤーで手を挟みそうになりる事もあり危険なので注意してください。万力が有れば万力を使った方がいいと思います。
ブッシュの傷つき防止に要らないボルトを入れて押して、有る程度ステディロッドブッシュが入ったら、ウォーターポンププライヤーのアゴの調整を変えて最後まで押し込みます。
これで、スティディロッドブッシュの交換は終了です。
ステディロッド組み付けのポイント
ボディ側のスティディロッド組み付け
多くのの場合ブラケットの間にステディロッドを押し込んだだけではボルトが通らないので、こんな感じでプラスドライバーなんかをつっこんでステディロッドブッシュの穴位置を補正してからボルトを入れるとボルトを傷つけずに済みます。
アースケーブルを共締めするのを忘れやすいので注意しましょう。
本当かは知りませんが、アースケーブルを付け忘れたミニクーパーがスロットルワイヤー付近から出火して車両火災なんて話を聞いたことがあります。
スロットルワイヤーがアースになって大電流が流れたことにより発熱し出火したトカ?
エンジン側のスティディロッド組み付け
初めにエンジンを前後に動かしながら、ステディロッドブッシュ側の長いボルトを位置合わせして数回転ねじ込みんでから、前側の短いボルトを付けると作業しやすいと思います。先に短いボルトでブラケットを付けてしまうと位置合わせに苦労します。
エンジンブロック側にワッシャーを入れるのを忘れやすいです。
更にアースケーブル付け忘れないように注意しましょう。と書きながらアースケーブル付け忘れてるよーーー orz
ミニクーパーから外したステディロッドブッシュを見てみる
ついでなので今回交換したステディロッドブッシュを比較してみました。
1万キロ以上は使ったものですが、見た目は新品との違いは若干横が潰れている程度で平気そうでした。
外観を見てもよく分からないのでノギスを使って外径を測って比べたところ・・・
新品も、今回交換した物も共に
25.25~25.4mm
の間にあり外径的な違いは無くへたって無い?とも思ったのですが、押してみたら
硬さが違う
というわけで、この焼き付けタイプのステディロッドブッシュはへたってくると柔らかくなってくるようです?
興味半分ブッシュを切ってみました。こんな感じです。
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